ローヤルゼリーについて

女王蜂の驚異的な生命力を支える神秘の力を持つローヤルゼリーとはどんな物質か、成分や特徴をわかりやすくまとめました。

ローヤルゼリーとは

若い働き蜂が女王蜂のために作り出し、女王蜂だけが生涯食べ続けることができる特別食。ビタミン、ミネラル、アミノ酸をはじめ、自然界ではローヤルゼリーにしか含まれることのないデセン酸など50種類以上の栄養素がバランスよく含まれています。それらの成分が複合的に作用し活力をもたらすことがローヤルゼリー最大の特徴です。

ローヤルゼリーの栄養素

ローヤルゼリーには豊富な栄養成分がバランスよく含まれています。アミノ酸においては、人が必要とする９種類すべての必須アミノ酸が含まれています。必須アミノ酸は体内で合成できないので栄養分として摂取しなければなりませんが、ローヤルゼリーにはその必須アミノ酸も含め17種類と豊富なアミノ酸が含まれています。
またパントテン酸やアセチルコリンといった現代人に不可欠なビタミンも含まれており、その他”若返りホルモン”と呼ばれる成分「類パロチン」も含まれています。
そして、ローヤルゼリーには他の物質には存在しない特有成分、「ヒドロキシ-デセン酸」は健康分野においてその将来性が大変期待されています。

ビタミン: ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、ナイアシン、葉酸
ミネラル: マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛
アミノ酸: タウリン、ギャバ、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、シスチン、グリシン、セリン、プロリン、チロシン
必須アミノ酸: バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、トリプトファン、メチオニン、ヒスチジン、スレオニン、フェニルアラニン
特有成分ほか: デゼン酸、類パロチン、ビオプテリン、イノシトール、アセチルコリン

ローヤルゼリーと女王蜂の秘密

女王蜂の生命の源

女王蜂だけが生涯食べ続ける「ローヤルゼリー」。ローヤルゼリーはミツバチが花から集めてきた花粉を元に、体内で消化・分解・生成し下咽頭腺と大あご腺から分泌して作られます。ローヤルゼリーを作り出せる期間は限られており、そのため一匹のミツバチが一生の間に生産できるローヤルゼリーの量は、非常に微量で大変貴重なものなのです。

女王蜂だけが授かる生命力

ローヤルゼリーを食べ続けることによって女王蜂は働き蜂にはない驚くべき力を備え維持します。体の大きさは通常の働き蜂に比べ約1.5倍～2倍と大きく、寿命も働き蜂の約1ヶ月に対して、３～４年と３０～４０倍も長生きします。さらに群れの活動の最盛期にもなると毎日約２,０００個の卵を産み続けることができます。この驚異の生命力は何万匹といる群れの中でも、ローヤルゼリーを食べ続けるたった一匹の女王蜂にしか与えられません。

女王蜂誕生の秘密

通常、卵から孵化して最初の３日間は全ての幼虫にローヤルゼリーが与えられます。その後、ローヤルゼリーが与え続けられれば女王蜂へ、花粉とはちみつを餌として与えられると働き蜂になります。たっぷりとローヤルゼリーを与え続けることによって、同じ幼虫から女王蜂が誕生します。つまりローヤルゼリーが女王蜂か働き蜂かの運命を決定し、ローヤルゼリーを与えられた者は驚異的な神秘の力を授かり女王蜂として群を率いていくのです。