【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a


ひんやりとした空気が頬を撫でる冬の朝。
急いで厚手の靴下を履き、カーディガンを羽織ったら、まずお湯を沸かしてスープやコーヒーの準備をするのがルーティーン。

木の実やドライフルーツがゴロゴロ入ったパン、バターの風味漂うクロワッサン、パリッとおいしいバゲットなど好きなパンは無数にあり、冷凍保存で常時数種類ストックしています。

でも、寒い朝に食べたくなるのはやっぱりシンプルなバタートーストにはちみつを加えたもの。子どもたちは、ピザ用チーズをのせて焼いたトーストにはちみつをたっぷりかけるのがお気に入りです。

先日、もう朝の冷え込みが随分と厳しくなってきましたが「久しぶりに朝ごはんをテラスで食べよう!」と盛り上がった子どもたち。
「どんなパンが食べたい?」と聞くと「トーストにはちみつ!」と即答。
はちみつの自然な甘さ、そして安心感を与える栄養成分を、寒い朝に体が自然と欲していたのかもしれません。

シンプルなはちみつトーストやチーズトーストはスープともよく合います。お湯を注ぐだけのオニオンスープだって、はちみつトーストと一緒にテラスで食べるとなんだか一気にごちそうに感じるから不思議。

「寒いねぇ、でもやっぱりお外で食べるのって気持ちがいいねぇ」と、もふもふの上着にあごを埋めながらつぶやく子どもたち。


我が家は、子どもたちが小さい頃からよくキャンプに出かけているので「外(自然の中)で食べる朝ごはんの気持ちよさ」を知り尽くしているのかもしれません。
朝だからこその空の色や雲の流れ、鳥たちのさえずり、ピンと張りつめたような空気の温度感……当たり前に大昔からあるけれど、意識しないと見逃してしまうような自然のひとコマ。
そんな自然に触れる、感じることは大人も子どももとても大切だと思います。

2024年もあとわずか。

忙しなく肌寒い日が続きますが、時には自分を包む身の回りの自然の景色、色・音に目を向けてみませんか?束の間のベランダコーヒーでもOK。
きっと心がすっと軽くなってリフレッシュできるはず。やさしいはちみつもお供に、是非。

どうぞ素敵な12月をお過ごしください。


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