【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
夜、虫の音色が聞こえはじめ、昼間はまだ蒸し暑くても確実に秋が近づいているなぁ……と感じる今日この頃。
暦の上では完全に秋になり、街中のショップにはハロウィングッズも並び始めました。
スーパーにはおいしい秋食材がずらり。中でも秋フルーツが筆者は大好きです。
●様々な個性の秋フルーツたち
初秋のフルーツと言えば、色とりどりのぶどう、梨、りんご、柿、いちじくなど、色も形も味わいも様々な種類が揃います。
我が家の子どもたちも果物が大好き!
朝ごはんにはモチロン、学校から帰ってきた後のおやつとしても、フルーツをよく食べます。
筆者はいちじくや柿が、小学生の子どもたちは梨やぶどうが特にお気に入りです。
●「甘い」だけじゃない、フルーツの魅力とは?
フルーツと言っても、その個性や魅力は様々。
日本人は特にフルーツに関しては「おいしい=甘い」傾向が強い……と仕事で出会ったニュージーランドの方が仰っていたのが印象的なのですが、確かにその傾向は強いのかもしれません。
もちろん個人によって好みは分かれますが、特に多くの子どもや女性は「甘い」味わいを「おいしい」と表現します。
しかしフルーツは他にも、酸っぱい、甘酸っぱい、シャキッとした食感、ねっとりとした食感、口に含むと溢れる果汁でジューシーなど、「甘い」以外にも多くの魅力を備えています。
●即席パフェをカスタマイズして楽しもう!
(2022年9月の記事でご紹介したいちじくパフェ)
私は好きだけど子どもたちはちょっと苦手な「いちじく」は、まさにその嗜好性が出やすいフルーツなのかもしれません。
なので、いちじくを食べてほしいときは、はちみつを加えてパフェ風に仕立てたデザートにすることが多いです。
柿やリンゴも、品種や熟れ具合(いわゆる糖度)によっては子どもが食べなかったりしませんか? 日本のぶどうは甘いものが多いので、そんなことはないのですが……
(お仕事で作ったキウイを使ったオリジナルパフェ)
好きな食材を加えて仕上げる即席パフェなら、「酸っぱい」「甘くない」「ねっとりしている」「シャキッとかたい」など「甘い」以外のフルーツの個性を引き立ててくれます。
コーンフレークや寒天、きな粉、あんこ、冷凍ベリーなど様々な他の食材を組み合わせるのも楽しいですよね。
●サラダの具材にするのもおススメ!
(梨とグリーンキウイを使ったフルーツサラダ)
酸味が強いフルーツや歯ごたえのあるフルーツは、サラダにするのもおすすめです。
前述のニュージーランドでは、様々な種類のフルーツを日頃からそのまま食べるだけではなく、サラダやマリネ、フルーツソースなど様々な調理法で食事に取り入れている……と仰っていました。
特にサラダは、お好みのドレッシングで味変しやすいので「フルーツをもっと食事に取り入れたい」という方にはピッタリ。
●はちみつが隠し味のドレッシングも◎
(研究のため参加したeatrip様のWSでのひとコマ)
シンプルなドレッシングなら、はちみつ、ビネガー、オリーブオイル、お塩を混ぜるだけで手軽に作れます。お好みで粒マスタードやタイムやディルなどのハーブを加えれば、味わいに奥行きも生まれます。
我が家では、秋のフルーツ入りのサラダを作る時は「二代目の蜂蜜」を隠し味に加えます。程よいコクと甘みが、サラダ野菜や秋フルーツのおいしさを引き立ててくれますよ。
即席パフェにフルーツ入りサラダなど、秋フルーツとはちみつのマリアージュでたっぷり楽しむ季節の食卓。皆さんも是非お試し下さい。
新しい秋フルーツの魅力に出会えるかもしれません。
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