今年の2月、初めてミツバチを出荷することができました。
ミツバチというと「はちみつ」を連想される方が多いかと思いますが、実は、いちごを始めとした様々な作物の花粉交配をミツバチが担っており、全国の養蜂家から農家さんの元へと運ばれています。
いちご農家さんにとってミツバチは命なのだそうです。

ミツバチがどんな働きをしてくれているかご存じでしょうか。実は、「世界の食料の9割を占める100種類の作目種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と言われています。
ミツバチがいないと作物が全く出来ないわけではありません。
しかし、いちごのようにきれいに実をつけなくなったり、ミツバチのお陰で交配漏れなく効率良く花粉を運んでくれているのです。

日常的に食べる野菜や果物などはもちろんですが、野山の植物の花粉などもミツバチたちが運ぶことで実をつけ種ができます。

スマホやパソコンなど様々なものが便利になっていく世の中ですが、私たちが日頃当たり前に食べている食べ物は、ミツバチや大自然、農家さんたちなどのお陰で食べることが出来ています。

私自身、農家さんなどのお陰でというところまでしか考えられていませんでしたが、養蜂家になって初めて、ミツバチがはちみつ以外にも様々な恩恵をもたらしてくれていることを学びました。

ミツバチが、私たちの生活を支えてくれていること。
人は自然の恵みで生きていることを忘れないでいたいですね。


【profile】
ぬくもりビーキーパー
大野 諒 Makoto Ono
ミツバチはもちろん、自然や生き物が大好き。身長に見合わない細身だが、体力には自信あり。ただ、暑いのが苦手なのでミツバチ相手でも軽装で仕事してます。
■ながさか養蜂部のInstagram @nagasaka_beekeeper

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