【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
チューリップやヒヤシンス、ミモザにスイートピー。まだまだ厳しい寒さが続く2月ですが、お花屋さんを覗けば春の気配を感じます。
2023年も本格稼働してもう1ヶ月。今年はどんな暮らしの目標を立てようか、少し落ち着いた2月上旬にたっぷり考えてみました。その中で真っ先に浮かんだのが「花のある暮らし」。
●暮らしに欠かせない季節のお花
数年前から大切にしているのが「季節のお花を飾ること」。
子どもたちがまだ赤ちゃんだった4~5年前は、花瓶を置くことすら危なっかしく、花を飾る心の余裕もそこまでありませんでした。
ある日、新米ママとして奮闘中の私のもとへ、遠方から手伝いがてら遊びに来てくれた母が、「お花があるだけで気分が明るくなるものよ」と、買い物ついでに色とりどりのスイートピーをたくさん束ねて、バサッと花瓶に入れて飾ってくれました。
その瞬間、パッとリビングの雰囲気と共に私の心も明るくなったことを、今でも強く覚えています。
空間だけではなく、心にも彩りを添えてくれる”季節のお花“。
この日から「なるべく花のある暮らしを保ちたい」と思うようになりました。
●親子で、家族で楽しみたい「花育」
私の友人に「花育」の講師をしている素敵な女性がいます。「食育」はよく耳にしますが「花育」ってまだあまり馴染みがありませんが、とっても素敵な考え方だな…と思うんです。
季節の花々を見て、触って、香りや色、花弁や葉っぱの形や触感を覚える。
きっと、季節ごとの花に触れ続けることで、そろそろチューリップの季節だな、4月になれば桜も咲いて、その次はアジサイのつぼみが膨らみはじめるな…と、季節感も感じられるようになるんだと思います。
我が家も定期的に季節のお花を飾っているからか、子どもたちは花の名前を徐々に覚え、「そろそろ●●のお花が咲きはじめるね」「また去年の球根から赤ちゃんの芽が出てきたよ~!もうすぐ春だね」など、嬉しそうに話すようになりました。一緒に近所のお花屋さんに季節の草花を買いに行くのも、毎月の恒例に。
こうして親子で巡る季節を楽しめるのも、花育の醍醐味なのかもしれません。
●アカシアとはちみつ
春のお花といえば、黄色いふわふわが人気のミモザもその一つ。「アカシア」という名称でも親しまれていますが、アカシアといえば「アカシアはちみつ」が有名ですよね。
はちみつが採取されるアカシアは、私たちが目にすることの多い黄色いお花とはまた種類が異なり、可憐な白い花を咲かせるんだそう。
はちみつは採れる木(花)の種類によって呼び名が異なります。アカシア以外にも、みかん、れんげ、レモンなど、その種類は実に様々。
長坂養蜂場の「二代目の蜂蜜」は、みかんとアカシアの花から採れたはちみつを絶妙な塩梅で合わせて作られています。クセがなく、すっきりと程よい甘みで飽きないおいしさ。本当に大好きなはちみつです。
●花で選ぶはちみつの楽しさ、広がる世界
はちみつは、探せば実に様々な種類があります。先日見つけたのは「はぜはちみつ」と「そよごはちみつ」。どちらも、珍しいなと思いミニサイズを購入してみました。花の種類によって味わいも色も違うはちみつの個性を、食べ比べて楽しむのもおすすめです。
はちみつから花を知り、どんな花なのかな?と調べる、花からはちみつを連想する…なんだか楽しいサイクルです。
自然の甘みで美容や健康もサポートしてくれるはちみつ。皆さんも是非色々な種類を探して、食べ比べてみてはいかがでしょう。
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