【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
はちみつの巣を丸ごと頂く、天然のスイーツ「巣蜜」をご存じですか?
はちみつ本来の濃厚なおいしさを味わえ、栄養を無駄なく摂れるちょっとリッチな食べ物なんです。
●はちみつ好きにはたまらない!巣蜜の魅力
はちみつ好きの間で密かに注目されている「巣蜜(コムハニー)」。
これは、ミツバチが巣の中で作り上げた天然のはちみつを、そのまま蜜蝋ごと食べられる贅沢な逸品。巣蜜には、美容と健康に嬉しいパワーがたっぷり詰まっているんです。
●天然成分で美容と健康をサポート!
【1】季節の変わり目の腸活に
巣蜜にはプロポリスやローヤルゼリーなど、抗菌・抗酸化作用のある成分が豊富。腸内環境を整え、免疫力を高めるサポートをしてくれます。
【2】春の美肌ケアに
またビタミンB群やミネラル、ポリフェノールも含まれており、肌のターンオーバーを促進します。紫外線ダメージから守り、透明感のある美肌へと導きます。
【3】ダイエット中にも安心
巣蜜は血糖値の上昇が緩やかな天然の甘味料。ダイエット中のおやつにも最適で、噛むことで満足感も得られやすくなります。
そのままスプーンですくって贅沢に食べたり、毎朝のヨーグルトやチーズに添えてもおいしい巣蜜。ここでは筆者のお気に入りスイーツレシピをご紹介します。
●お手軽スイーツレシピ「旬フルーツと巣蜜のサンデー」
<材料>
・巣蜜 約大さじ1
・キウイフルーツ 1/2個 (写真はルビーレッドキウイ)
・バニラアイス 適量
・グラノーラ 大さじ1
・紫芋チップス 1枚
・ローズマリー 少量
<作り方>
1. キウイフルーツを薄くスライスする
2. グラスの壁面にキウイフルーツを並べ、中央にバニラアイスを入れる。
3. グラノーラを加え、サイドに紫芋チップスとローズマリーを飾る。
4. 最後に巣蜜をトッピングすれば完成!
グラノーラやお芋チップスのザクザク感、巣蜜の濃厚な甘み、ローズマリーの爽やかな風味がほんのり移ったバニラアイスのマリアージュはクセになる美味しさ。
●巣蜜を楽しむポイント!
巣蜜に含まれる“みつろう”は、若干弾力があるので口の中に残りやすいですが、栄養豊富なので気にならなければ噛み続けてみて下さい。(気になるようなら出しても構いません)
ご紹介したレシピの様に、グラノーラやナッツなどサクサク、ザクザクとした食感の食材と合わせると、弾力が気にならず、巣蜜単体で食べるよりも食べやすくなります!
また、ホットコーヒーやホットミルクなどの温かい飲み物を口にすると、ゆっくりと溶けて、口当たりが良くなりますよ。
クラッカーに挟んだり、あつあつのホットケーキやトーストにのせてじんわり溶かす食べ方もお手軽でおすすめです。
美容と健康をサポートしてくれる「巣蜜」、ぜひ日常に取り入れてみては。
はちみつの新しい楽しみ方が広がること間違いなし!
【参考文献】
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「きれいな人の老けない食べ方」森拓郎・著(SBクリエイティブ)
・スーパーフード辞典 斎藤糧三・監修(主婦の友社)
・「スパイス&ハーブの使いこなし辞典」(主婦の友社)
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