【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
おやつに、おつまみに、急いでいる日の朝ごはんに……あると嬉しい「ラスク」。
近所のパン屋さんでもラスクがあると、つい購入してしまいます。
フランスパンに食パン、パンの種類も色々なラスク。形はスライス、スティック、キューブ型、味わいはプレーンにチョコ、メープルなど選ぶ楽しさもあります。
先月のコラムでご紹介した息子との二人旅で訪れた浜松スイーツアトリエでは「はちみつぶんぶんラスク」を娘へのお土産に買って帰りました!
はちみつぶんぶんラスクを初めて食べた時、はちみつの存在感に感動しました。
想像していた以上にはちみつの風味がしっかりしているんです。
はちみつの甘さが生地にしっかり染みているので、お砂糖控えめでも満足感が高いんです。
【先月のコラムはこちら】
ココロも胃袋も満たしてくれたはちみつスイーツアトリエと、魅力満載の静岡グルメ|暮らしのこと|はちみつのある暮らしコラム|はちみつ専門店 長坂養蜂場
●ラスク=おやつ、だけじゃない!
季節のフルーツとラスクがあれば、とっておきのおうちティータイムを味わえます。今ならやっぱり「いちご」でしょうか。
ラスクといちごをお気に入りの器に並べるだけで、何だか気持ちがパッと華やぎます。小学生の娘も「わぁ~!」と大喜び。
<おつまみにも>
いちごをスライスして、タルティーヌ風にラスクに並べれば白ワインにも合うお洒落なおつまみに変身します。生ハムをのせてもおいしいんです。酸味・塩味・甘みのマリアージュが最高!
ハーブを飾っておめかしすれば、おもてなしの席にもぴったりのひと皿になりますよ。ザクザクっとした食感もおいしさを構成する大切な要素です。
<サラダのトッピングにも>
ラスクを粗く砕いて、クルトンの代わりにサラダのトッピングにするのもおすすめ。
ほんのり甘みがあるラスクは、ちょっとほろ苦いお野菜を加えたサラダに合わせると味のバランスが取りやすくなります。オリーブオイル×はちみつで作ったドレッシングを回しかければ、手軽にお店のようなサラダが完成します。
●おうちでも手軽に作れるラスク
スライスしたバゲット(または食べやすい大きさに切った食パン)を、溶かしバターにくぐらせ、180~190℃にあたためたオーブンで焼き色がつくまで約10~15分焼けば完成。
焼きたてはそのままでもおいしいですが、お好みでグラニュー糖やきな粉、ココアパウダーなどをトッピングしてもOK。
オーブンがなくても、トースターやフライパンがあれば作れます。
手作りラスクは、かたくなってしまったパンをいつもと違う食べ方で楽しみたい時や、週末のおうち時間、親子クッキングタイムにもおススメです。
●栄養満点のはちみつパワーで、おいしく・健やかに!
手作りラスク、食べる際に是非はちみつをトッピングすればもっとおいしく。
たくさんの栄養素を含むはちみつは、特に抗酸化作用が高く季節の変わり目の体調管理をサポートしてくれる食材としてもイチ押しです。
冬から春へと季節がスライドするこの時期は、まだまだ朝晩を中心に肌寒さが残るもの。うっかり体が冷えてしまったり、風邪をひいたりと体調を崩さないように気を付けたいですね。
はちみつと季節のフルーツをおいしく楽しみ、健やかな毎日を。
<参考文献>
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)
・「からだにおいしいフルーツの便利帳」(高橋書店)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「きれいな人の老けない食べ方」森拓郎・著(SBクリエイティブ)
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