【profile】
栄養士/ベジフルビューティーアドバイザー
山下 枝利子 Eriko Yamashita
保育園栄養士、大手食品メーカー、東京のカフェ勤務などを経て、現在は食×美を軸に栄養士として活動。五感が喜ぶこと、インテリアや食卓まわりのコーディネートなど暮らしにまつわることが好き。
Instagram @eri_k_o_
数える程度の量ですが、実家の敷地内にあるプラムの木に、今年は何個かプラムが実りました。
おいしいものをよく知っている鳥さんとの戦いです。
とある日のおやつに、プラムとはちみつのケーキを作りました。ちょうど冷蔵庫にあった、ブルーベリーも入れて。
梅雨時~夏に嬉しいさっぱりとした甘みと酸味が特徴のプラムは、そのまま食べてももちろん美味しいのですが、焼き菓子にすると色も甘みも濃厚に。
優しい甘さのはちみつとの相性もとっても良いのです。
夏のお菓子づくりはなるべく手をかけずに作りたいもの。ささっと生地を作って、プラムとブルーベリーを加えて混ぜ、表面にもプラムを並べてオーブンへ。果汁と果肉がじんわりと馴染んだ甘酸っぱい生地が美味しい、夏のケーキです。
無事に焼き上がりました。
部屋中に広がるバターの香りがとても幸せ。
焼き立てよりも少し時間をおいて生地が落ち着いて冷やしてからのほうがしっとりしていて美味しいです。
プラムのケーキとアイスティーで夏らしいティータイム。ケーキにバニラアイスクリームを乗せても夏らしくてオススメです。
美味しいケーキとお茶があれば、心も顔も自然とゆるみ、会話も弾むこと間違いなし。
夏休みや週末に用意して、ご家族やお友達と美味しくたのしい時間をすごすのもいいですね。
プラムのこと
プラムは、梅、桃、苺、さくらんぼ、りんごなどと同じバラ科の果実。
品種も多く、季節とともに収穫できる品種も変わります。皮が赤く実が黄色の「大石早生」に始まり、皮が緑で熟れると深い赤色へと変わる「ソルダム」、さらに「貴陽」「サマーエンジェル」などが続き、7月下旬頃から「太陽」そして「秋姫」へと、9月末頃で終わりを告げていきます。
今回は、「大石早生」で作りました。
食物繊維、カリウム、ポリフェノール、ビタミンE、葉酸など私たちの夏の身体に相応しい栄養素がたくさん含まれています。この辺りの話は長くなりそうなのでまたの機会に…。
収穫したては硬く、かなり酸っぱいですが、熟すと実はみずみずしくさっぱりとした甘みに。たくさん手に入った時は、ジャムやコンポートにするのがオススメです。
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