皆さま、こんにちは。
ぬくもり工房の川辺です。
だんどんと風が心地よい季節になってきました。
この時期になるといつも、3年前の出来事を思い出します。今日は、私のとっておきの想い出をお話ししたいと思います。
大学3年生の夏休みも後半、就活サイトで見つけた長坂養蜂場に心惹かれ、インターンシップに参加しました。当時は神奈川県に住んでいたため、静岡県での2dayのインターンシップはちょっとした一人旅気分でした。
偶然同じグループだった、ひとつ上の女の子。
出会って2時間も経たないうちに、「インターンが終わったら一緒にサイクリングしない?」と誘ってきてくれました。
好奇心だけで、とっさにいいね。と誘いに乗っかりインターンが終わった後も一緒に過ごしました。
夜は、車が無かったので歩いて1時間かけてコンビニに行ったり。出会ったばかりなはずなのに、本当に色んな話をしました。ワインが大好きでぶどうの研究をするために、次の日は山梨県の教授に話を聞きに行くの、と言っていたのをよく覚えています。
その時に見た景色や感情は忘れられません。当時の写真を見返すと、懐かしい気持ちに心が高ぶります。
3年経った今も、宝石みたいにきらきらした大切な想い出です。
この感動を今度は自分が伝える番になりたい。私も、関わる人にプラスの影響を与えられるような人になりたい。
私が長坂養蜂場で頑張りたい理由のひとつです。
長坂養蜂場に入社して、今度は自分がインターンを運営する立場になりました。インターンに参加してくれたある一人の学生さんが「山梨の大学に通っているんですが、ぶどうの研究室に行きたいんです。」と教えてくれました。もしかして、と思いましたが、サイクリングから2年が経っていたので連絡する勇気が出ませんでした。
更に1年が経った今年の9月末。あの時の女の子からお手紙が届きました。「長坂養蜂場のインターンに参加した子がうちの研究室の後輩になったよ。」
やはり、繋がっていたようです。
たった20時間一緒にいただけなのに、3年経って再び連絡が取れるようになるなんて夢にも思いませんでした。「袖触れ合うも他生の縁」、本当にそうだと思います。
そんな心温まる出来事を思い出すだけで毎日頑張れます。
今日もあなたの心が「ぽっ」と温まりますように。