【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a


とろ~り、びよ~ん……自由自在に伸びる姿やとろける姿で、口に入れる前からこんなにも人の食欲を視覚で刺激できる食べものって、チーズ以外に存在しないよな、と思う食欲の秋。

みなさん、チーズはお好きですか?
私は大好き、大大大好き!と両手を上げたいくらいのチーズ好き。
定番のまろやかなものから、クセのあるものまで何でも食べます。

はじめてフランスパリに旅した時は、フランス人とチーズの関係に驚いたものです。
水を飲む感覚で朝から晩までテラス席でワインをたしなみ、ワインのお供に多種類のチーズを楽しむフランス人の姿は、噂には聞いていたものの想像以上の衝撃でした。

週末のマルシェでもたくさんの種類のチーズが売られていてワクワク。
まるでケーキの様なチーズたち。
早朝のマルシェでもワインとチーズを楽しむ人がたくさんいましたよ!

他にも色とりどりのお野菜やフルーツが並ぶパリのマルシェは、活気とお洒落さに溢れていてなんともしあわせな眺めでした。

そんなフランスでは、カジュアルなビストロでも、ちょっと特別なレストランでも、必ずデザートの前にチーズワゴンがカタカタとやってきます。

気になるチーズの説明を聞いて食べたいチーズを少しずつ数種類ご指名し、お皿にサーブしてもらう時のウキウキ感と言ったら、もう。
数秒だけでもパリジェンヌになった気分にどっぷり浸れる、ワインとチーズ。

そんなチーズと切っても切り離せないのが、はちみつ。

チーズによっては、はちみつを添えて食べると格段に味わいが増したり、驚くような味変を楽しめるものがあるので、チーズワゴンでご指名したチーズによっては写真のように、はちみつを添えてくれるんです。(もはやスイーツ)

チーズの個性を知り尽くしているからこそのプレゼンテーション。
ワインのプロ「ワインソムリエ」は有名ですが、チーズのプロにも様々な称号があるんです。
日本でも「チーズプロフェッショナル」などの資格がありますが、フランスには「チーズ熟成士」なるものも……なかなか奥が深いチーズの世界。

私は普段、金曜の夜なんかはキッチンでワイン片手にラジオを聴きながら料理をするのが至福の時間だったりします。

そんな時、やっぱりチーズが欠かせないので、スーパーなどでも手に入りやすい「モッツァレラチーズ」「コンテチーズ」「ミモレットチーズ」あたりを常備しています。
そのままかじることもあれば、クラッカーにチーズとドライフルーツをのせて、はちみつをまわしかけたおつまみを作る(のせるだけ)ことも。

二代目の蜂蜜はクセがなく、サラとしたテクスチャなので、ややクセのあるチーズに合わせても口の中でそれぞれの味わいが喧嘩せずしっくり馴染むんです。

ちなみに我が家の子どもたちは、数種類のチーズがたっぷりのったピザ「クアトロフォルマッジ」が大好物。キャンプの際の定番になりつつあるんですが、これにも必ずはちみつを添えていただきます。

はちみつの自然な甘みが引き立ててくれる、チーズのまろやかさと旨味。

朝ごはんにチーズたっぷりなトーストを焼いてはちみつをONするのもお気に入り。
これからおいしくなるサツマイモや栗に、はちみつを加えてもおいしいですよね。

食欲の秋、はちみつ×チーズのマリアージュで「食」を楽しみつくしたいと思います!


⇒ この人の記事をもっと見る

【最新のコラムは、メールマガジンでお知らせしています】
メールマガジン(毎週木曜)の登録はコチラ!