【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
厳しい暑さも徐々にやわらぎ、秋の気配を感じることも増えてきました。
朝晩だけでも涼しくなってくると、お外での散歩や食事が楽しみになってきます。
●やっぱりキャンプが好き!
我が家はキャンプやべランピングが好きなので、太陽がまぶしい夏もいいけれど、やっぱり過ごしやすい秋が好き。
小学生になった子どもたちは、大好きな習い事でそれぞれ忙しくなってきたここ最近。
家族みんなの趣味「ファミリーキャンプ」は、年間で行ける回数が少なくなってきましたが、年に一度でもみんなで一緒に行けるとやっぱり楽しいもの。家族の絆も深まります。
ペグとハンマーを使いこなして設営を手伝えるようになったり、料理の下準備を手伝ってくれたり……毎回子どもたちの成長が垣間見れるのが、親としてはひそかな楽しみです。
ファミリーキャンプも8年目にもなると、ちびっ子キャンパーも立派な戦力になりました。
●プライスレスなおうち時間「べランピング」
キャンプに行ける回数が減った代わりに、自宅の小さなお庭にテーブルやチェア、ランタンなどを出してべランピング(ベランダやテラスでちょっとしたキャンプ気分を味わうこと)することが増えました。
まだ少し明るいうちから乾杯して軽食をつまみながら近況報告をし合う家族時間や、テラスでの朝ごはんタイムは、まさに“プライスレス”な時間。
べランピングのお供、ドリンクやおつまみを作る際は大好きな二代目の蜂蜜が大活躍。
子どもたちのジュースやヨーグルトに、ドリンクなどにはちみつや冷凍フルーツをちょっと加えるだけで特別感。カナッペやスティックサラダなどのおつまみにも、はちみつをひとさじ。
はちみつのやさしい甘さは、心も体も癒してくれます。
●「ソーバーキュリアス」って……?
ところで数年前にまずヨーロッパなどの海外で話題となり、今年になってから日本でもよく耳にするようになった「ソーバーキュリアス」という食習慣をご存じですか?
「ソーバーキュリアス」とは、いわば「ノンアルライフ」のこと。ヘルスコンシャスな嗜好の人々の間で広まっている飲食スタイルなのですが、根底にあるのが「食事の時間を楽しむ心」。
「ノンアル」「休肝日」と聞くと、まだ日本では「我慢」「ストレス」という印象が強いかもしれませんが、もうそんな認識は古いのかも……
アルコールで酔わずとも、ノンアルでも十分食事や大切な人たちとの会話が楽しく、心も胃袋も満たされる……そんな考え・ライフスタイルが「ソーバーキュリアス」。
●子育てママこそ、ソーバーキュリアスを取り入れて
実際に筆者もファミリーキャンプやべランピングの際には、その後の片付けや子どものお世話を考えるとどんなに楽しくても酔っぱらうわけにはいかないので、1~2杯目はノンアルや低アルコール飲料にすることがしばしば。
自家製シロップをソーダやお湯割りで愉しんだり、市販のノンアルドリンク缶を味わったり。最近は市販のノンアルドリンクもおいしいものが増えたので、ひと手間加えてアレンジドリンクを作るのも楽しいものです。
●初秋におすすめ!美容にも嬉しいノンアルドリンクレシピ2選
そんな筆者のお気に入りのノンアルドリンクレシピをいくつかご紹介しましょう。どれも、おいしくて栄養価の高いはちみつをひとさじ加えるのがポイント!
【1】 「はちみつレモンのアイスティーソーダ」
グラスに氷を数個入れ、ダージリンなどお好みのアイスティーに、レモン汁とはちみつを適量加えてソーダやトニックウォーターで割る。あれば輪切りやくし切りにしたレモンを浮かべて。
紅茶とはちみつ、合うんですよね。秋の夜長には、ホットで頂くのもおすすめ。
【2】 「ノンアルビールのはちみつモヒート」
グラスに氷を数個入れ、はちみつを適量加えて市販のノンアルコールビールを注ぐ。ミントの葉をたっぷり加えてマドラーで良くかき混ぜる。
製氷機にミントの葉をちぎって入れてハーブ氷を作っておき、それを使うのも手軽でおすすめ。明るいうちから乾杯したい時にぴったりの爽やかな一杯。
お酒を飲むときは飲む、休肝日は楽しくノンアルを楽しみ尽くす……そんなスタイルが最近のお気に入り。この秋も美容と健康のために食生活はきちんと管理しつつ、充実した人生に欠かせない「食」を楽しみつくしたいと思います。
まもなくやってくる、本格的な「食欲の秋」を一緒に楽しみましょう!
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