【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
梅雨明けしたエリア、間もなく梅雨明けというエリア・・・きっと様々な7月前半。
太陽が雲に隠れていた日々の分も、これからはたっぷりと太陽の光を浴びて夏を楽しみたいものです。
我が家も7月は太陽と上手に仲良く過ごしつつ、今しか味わえないこの夏の思い出を家族でちゃんと作っていきたいな・・・と考えています。
●夏野菜をはちみつで楽しむ
さて、7月と言えばいよいよ本格的な「夏」。
夏といえば、見ているだけで元気になれそうな色の濃い夏野菜たちが野菜売り場に並びます。我が家では、そんな夏野菜をはちみつと合わせて楽しむことも。
「はちみつ」と聞くと、どうしてもパンやスイーツに合わせるイメージが強いですが、意外や意外、うまみがギュッと詰まった夏野菜にも合うんです。
【おすすめレシピ①】「夏野菜のはちみつスティックサラダ」
私のお気に入りは、パプリカ・キュウリなどをスティック状に切ったものに、はちみつをつけて食べるおつまみサラダ。
バーニャカウダソースやマヨネーズも大好きですが、たまにはシンプルなはちみつで。
特に真っ赤に実った赤パプリカとはちみつの組み合わせは最高。
少量のはちみつをつけることでパプリカのフルーツのような甘みが引き立ち、よりおいしく感じます。
~ 赤パプリカの美容栄養ポイント ~
そんなパプリカは、夏の紫外線対策にもおすすめの食材。
パプリカには、細胞の老化を防ぐ「抗酸化作用」が高い「ビタミンA、C、E」が豊富です。
これらは相乗効果でその抗酸化力がより高まると期待されています。
パプリカにはこれらがすべて揃っているので、夏の紫外線でダメージを受けやすいお肌のケアやエイジングケアにおすすめなんです。
【おすすめレシピ②】「ゴーヤのはちみつ醤油和え」
程良い苦みが特徴の夏野菜、ゴーヤ。苦みのもとは白い綿の部分なので、これをしっかりそぎ取ってから、薄切りにして調理すると食べやすくなります。
そんな下処理したゴーヤを薄く切ってさっと塩茹でし、しっかり湯切りして粗熱が取れたら絞り、はちみつ・しょうゆを加えてさっと和えれば完成。削り節を加えて旨味を足すのもおすすめですよ。
はちみつの甘みとほんのり残るゴーヤの苦みが、口の中で絶妙なバランスを奏でる夏のひと品。
ゴーヤは栄養満点だとわかっているけど、苦みがどうもが苦手で…という方は是非お試し下さいね。
【おすすめレシピ③】「トマトが主役のはちみつチーズトースト」
真っ赤に熟れたトマト。瑞々しくておいしいですよね。そのまま食べてもおいしいトマトですが、一度にたくさん手に入った時は様々な食べ方で楽しみたいもの。
いつものはちみつチーズトーストに、スライスしたトマトを加えれば、ピザ感覚の絶品トーストができます。
はちみつやバターだけのトーストに比べ、ビタミン・ミネラル類も一枚で補給できるので、夏バテ気味の朝ごはんにもぴったりのメニューです。
トマトの酸味、はちみつの甘み、チーズのまろやかさがたまらないオープンサンド。ハーブやスパイスをトッピングしておめかししても◎
はちみつは、焼き上がった直後に回しかけるのがポイント!チーズが固まってしまう前のトロトロ状態でたっぷりと。
なんともしあわせな朝ごはんが手軽に完成します。
いかがでしたか?
旬の夏野菜をはちみつと合わせれば、食卓がっもっと楽しく。
本格的な夏の暑さに負けず、体の内側から健やかに・なにより楽しく、この夏も過ごしたいですね。
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※参考文献※
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)