【profile】
インナービューティー料理研究家
國塩 亜矢子 Ayako Kunishio
インナービューティー料理研究家、フードコーディネーターとして各種メディアでレシピコラムや美容栄養学の連載を持つ。趣味はファミリーキャンプ。
まじめな野球少年&おてんばガールの二児母として子育てママ向けのコラムも発信中!
Instagram @enjoytable_by.a
甘夏、八朔などおいしい柑橘がたくさん出てくるこの時期は、おうちでのおやつタイムもより一層楽しみになります。
フルーツは基本的にそのままシンプルに頂くのが好きですが、たまにはアレンジしてみることも。
我が家の子どもたちに人気なのは「柑橘が主役のフルーツポンチ」。フルーツポンチと言えば、昔から愛される定番の簡単おやつですね。
防災用にストックしておいたフルーツ缶を、ローリングストック式で消費していく際にもよく作ります。
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※「ローリングストック」とは、賞味期限が近いものから無駄なく消費していくこと。
日常的に非常食を食べ、食べたら買い足して備蓄する…という防災食用語です。
非常食の中に、食べなれている食材を取り入れることで、万が一の時も抵抗なく食事を楽しむことができる(ストレスの軽減にもつながる)ローリングストックは、是非取り入れて頂きたい家庭防災での取り組みです。
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先日、お友達のおじいさまが畑で大切に育てられた、無農薬の立派な甘夏と可愛らしいミニサイズの金柑のお裾分けを頂きました。
早速これらの柑橘を使って、大好きなフルーツポンチを作ることにしました。
まずは、フルーツ缶の汁を少々、そこに無糖のソーダ水とはちみつを加えてしっかり混ぜます。フレッシュな柑橘類は丁寧に皮や種を除きます。下準備が済んだら、あとはフルーツ缶や冷凍ベリーと合わせて、シロップに加えて混ぜるだけ!
柑橘ならではの瑞々しさ、爽やかな香りはこの時期ならでは。
爽やかで心身ともに満たされるおやつタイムになりました。
5分もあれば完成する手軽さの割に、満足感の高いフルーツポンチ。
子どもはもちろん、大人もどこか懐かしい気分になれる、しあわせ度の高い不思議なおやつ。
我が家は甘すぎる味わいが苦手なので、無糖ソーダとはちみつを使って、好みの甘さに調整しています。はちみつの自然な甘みは、季節のフルーツのおいしさも引き立ててくれるんです。
はちみつやジャムは、パンやヨーグルト以外にも、このようにおやつ作りやドリンク作りに役立つので重宝しています。
これから迎える初夏からは、紫外線量が強くなってきます。
加熱せずに作れるフルーツポンチなら、柑橘類に豊富なビタミンCの損失も気になりません。柑橘類に豊富なビタミンCで美肌ケアも叶えつつ、おいしく頂けるフルーツポンチはおすすめの美容おやつ。
旬の柑橘は、フルーツポンチの他にもシロップ漬けにすることも。梅酒を作る要領で、輪切りにした柑橘類を砂糖やはちみつ、スパイス&ハーブなどと一緒に漬け込み、時間をかけてゆっくりと作るシロップは、季節を感じられる台所仕事のひとつ。
加熱してコンポートにすることも。加熱すると豊富なビタミンCの損失が大きくなるので、コンポートは一度にたくさん入手できた時に加工することが多いです。マフィンやパウンドケーキなどの焼き菓子に、ローズマリーなどのハーブと一緒に刻んで加えると、とっても爽やかな味わいに!
柑橘類の爽やかな香りは、アロマオイルにも使われるほど。疲れた時にほっと一息、リフレッシュ効果も期待されています。
まだまだおいしい季節が続く柑橘類。
皆さんも是非、色々な食べ方で楽しんでみて下さいね。
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