なんとも耳に心地いい名前のおかず「にんじんしりしり」。少し前までは、「にんじんしりしり」という言葉すら知りませんでした。はじめは料理なのか、にんじんをかたどった郷土玩具なのか何なのかもわからないくらい。しりしりが千切りという沖縄の言葉だと知り、納得です。

にんじんと言えば、煮物に入っているそれは、できるだけ避けたいと思っているワタクシ。ただ、このにんじんしりしりだけは、にんじん1本は一度にペロリといってしまうから不思議。にんじんが苦手な方にこそ、おすすめしたいです。

<材料(2~3人分)>
にんじん 2本、シーチキン(油漬) 1缶、塩・コショウ 少々、醤油 小さじ0.5、だしの素 小さじ1、二代目の蜂蜜 小さじ0.5~1、

<作り方>
①フライパンに油をひかずに、にんじんを炒める
②シーチキンを油ごと入れる
③調味料をすべて入れ、なじんだら完成
※にんじんは炒めすぎず、シャキシャキが美味しいです。

にんじんしりしりの存在を教えてくれた奥さんがいつも作ってくれるので、簡単調理と言ったら、料理当番が変わってしまいそうであまり強調はしませんが、見るからにとても簡単。簡単すぎる。ワタクシでもすぐに作れそうです。
それと、千切りにしたにんじんの鮮やかなオレンジの束が見た目とてもきれいです。簡単で作り置きおかずにぴったりなので、お弁当にもおすすめです。

レシピによっては、溶き卵やコーン、大豆をいれたり、ごま油で炒めたり、お酒を隠し味に入れたりするみたいですが、我が家のものは材料もいたってシンプル。にんじんを炒めることで甘みがでるので、ややしょっぱい感じに仕上げるのがコツだと思いますが、隠し味として、はちみつは必ず入れます。にんじんの甘みをさらに引き出してくれる気がします。

はちみつでコクだしした、にんじんしりしり。きっと食卓の名脇役として活躍してくれること間違いなし。ぜひ、にんじん嫌いなお子さんにも食べさせてあげてほしいです。


【profile】
ぬくもりWebディレクター
清 真一朗 Shinichiro Sei
静岡市から電車で片道2時間半かけて毎日三ヶ日に通う自称旅人。甘いものとお酒が大好きな二児の父。毎日の運動量を超えるアルコール摂取で、ぽっちゃり体型を隠し切れないのが唯一の悩み。

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