ゴールデンウィークというのに、雨と晴れが交互にやってくることもあり、あまり遠くに出かけたりせず、いつもと同じのんびりした、なにもしない生活をしています。晴れた休日、風になびくこいのぼりを横目に、ゆったりとしたおうち時間。

はちみつが生活の中心と言ったら少しオーバーかもしれませんが、食べること自体もそうですが、食べる時になったら家族が集まって、同じ空間で同じ時を過ごすことがとても大切な気がして、家の中心にダイニングテーブルを置きました。食事を通した家族時間が、生活の中心となるように。
そして、必ずと言ってもいいほど登場するはちみつ。登場といってもおおげさなものではなく、気づけばそこにいるという感じの存在です。

最近はおうち時間の流行りもあり、おうちで食べられるものも、お手軽なものから、お店品質と思えるようなものまで、次から次へと登場しています。オンライン会議やオンライン飲み会などコミュニケーションのとり方もずいぶんと様変わりしました。そんな目新しいものや、物珍しいものも好きですが、オーソドックスなもの、素朴でシンプルなものに惹かれたりもします。

ワタクシが好きな、はちみつパンもそのひとつ。一生のうちに食べられる食事が、あと4万回くらいだからなどと考えると、パン屋さんのこだわりパンも捨てがたいですが、スーパーに売っている名もなき袋詰めされたパンをラップにくるんで冷凍保存し、好きなときに軽く火にかけて、二代目の蜂蜜をたっぷりかけるだけの食事がとても好きです。冷凍庫からだしたら、10秒くらいレンジで温め、あとはオーブンで3分~4分焼くだけです。

晴れた日に窓をあけて、外の空気を感じながら、ホットミルクと一緒に食べるはちみつたっぷりの素朴なパン。どこにでもある日常ですが、しっとりとした熱々なパンを頬張るだけで、ワタクシにとってはとても贅沢な時間に思えてきます。


【profile】
ぬくもりWebディレクター
清 真一朗 Shinichiro Sei
静岡市から電車で片道2時間半かけて毎日三ヶ日に通う自称旅人。甘いものとお酒が大好きな二児の父。毎日の運動量を超えるアルコール摂取で、ぽっちゃり体型を隠し切れないのが唯一の悩み。

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