【profile】
フードコーディネーター
渡辺 ゆき Yuki Watanabe
料理はもちろん、スタイリングから執筆までこなす。現在カメラマンの夫小林キユウ氏と小学生の女の子の3人暮らし。
お料理のプロが暮らしの中で使うはちみつ活用術をご紹介します♪
9月になり、そろそろ夏の疲れが出るころ。こんな時期には、スパイシーなカレーでパワーをつけましょう! かくし味は、もちろん二代目の蜂蜜。ただ辛いだけではなく、奥からじんわ~りやってくる甘みがおいしさの秘密です。手が込んでいるようですが、実はとっても簡単。今夜の夕飯にぜひお試しくださいね。
材料は、こちら。鶏肉、トマトの水煮、玉ねぎ、生クリーム、バター、あとは「二代目の蜂蜜」! 鶏肉は、むね肉でももも肉でもお好みのものをお使いください。
おまけの1品で、今日はナンも作ってみたいと思います。もちろん、バターチキンカレーは、ご飯やそうめんと食べてもおいしいですよ!では、まずはバターチキンカレーからっ♪
●はちみつバターチキンカレー
【材料】(3~4人分)
・鶏肉(大)・・・1枚
・A(プレーンヨーグルト100ml、おろししょうが・おろしにんにく各小さじ2、カレー粉大さじ1、クミンパウダー小さじ1、塩小さじ1/3)
・玉ねぎ(大)・・・1/2個
・トマト水煮缶・・・1缶(約400g)
・生クリーム・・・100ml
・「二代目の蜂蜜」・・・大さじ2~3
・バター・・・30g
・固形コンソメの素・・・1個
・塩・・・適量
では、まずは鶏肉に下味をつけます。これが、バターチキンカレーの肝。ひと口大に切った鶏肉に、ヨーグルト、にんにく、しょうが、カレー粉、クミン(なければカレー粉をプラス小さじ1杯でもOK!)、塩をまぶしてしっかり混ぜ、1時間くらい冷蔵庫で休ませます。
続いてバターを入れ、玉ねぎを炒めま~す。みじん切りにした玉ねぎを、透きとおるまでじ~っくりいためます。玉ねぎの甘い香りがしてきたらOK。
玉ねぎを炒めたら、トマト水煮、コンソメの素を入れてひと煮立ち。鶏肉をつけ汁ごと全部加えたら、時々木べらなどで混ぜながら20分ほど煮ます。スパイスとトマトのいい香りがしてきますね!
少~しとろみがついたところで、生クリーム入れます。ぐるっと回し入れて、さっとひと混ぜ。
生クリームを入れたらあまり煮込まず、「二代目の蜂蜜」を入れます。これがおいしさの秘密。
甘くするというよりは、トマトの酸味や鶏肉の旨み、濃厚な生クリームのまとめ役、いわば縁の下の力持ち的な役回りが「二代目の蜂蜜」です。いろんな味を、すっと一つにまとめ、バターチキンカレーに味の深みを出してくれます。入れる量はお好みで調節してくださいね。
カレーといえば、ナン! お時間あればぜひ作ってみてくださいね。その場合は、カレーを作る前に生地を混ぜておき、発酵を待つ間にカレーを作るのがおすすめです。こちらが材料になります。
●ナン
【材料】 (3~4人分)
・強力粉・薄力粉・・・各150g
・「二代目の蜂蜜」・・・小さじ1
・塩・・・3g
・溶かしバター・・・15g
・ドライイースト・・・3g
・ぬるま湯・・・150ml
作り方は、これまたとっても簡単。ボウルに材料を全部入れて、7~8分よ~く混ぜます。最初はベタベタだけど、根気強く混ぜていきます。
生地がだんだんつるんとしてきたら、OK。これくらいつるんとするまでこねましょう。こね上がったら、ぬれたふきんをかぶせて1時間~1時間半くらい放置。
生地が2倍くらいにふくらんだら、一時発酵終了。4~6等分にわけて丸め、そのまま15分くらい置きます。
好みの形に生地をのばし、オーブンやフライパンで焼きます。焼き加減は、お好みで。
カレーと食べてもいいし、「二代目の蜂蜜」といっしょに食べてもおいしいですよ!
食べきれない分は、冷凍保存も可能です。カレーのおともに、ぜひお試しくださいね~。
【作り方のおさらい】
●●はちみつバターチキンカレー●●
【作り方】
1.鶏肉はひと口大に切ってボウルに入れ、材料Aを加えてもみ込み1時間ほどおく。
2.鍋にバター、玉ねぎのみじん切りを入れて炒める。トマトの水煮、コンソメの素を入れて煮立ったら鶏肉を汁ごと加えて混ぜる。
3.ときどき混ぜながら、弱火で20分ほど煮る。生クリーム、「二代目の蜂蜜」を加えて混ぜ、1~2分煮たら塩で味をととのえて火を止める。
※クミンパウダーがない場合は、カレー粉を+小さじ1足してもOK。
●●ナン●●
【作り方】
1.ボウルに材料をすべて入れ、つるんとするまでよくこねる。ぬれぶきんをかけて、1時間ほどやすませる。
2.生地を4~6等分に分割し、ぬれぶきんをかけて15分くらい休ませる。
3.2を伸ばして、200℃に熱したオーブンで7~10分焼く。
※オーブンのかわりにフライパンで焼いても。