突然だが、長坂養蜂場のぶんぶんブラザーズ弟・専務のもう一つの顔は、みなさんご存知だろうか。いまや空前の大ヒット商品「とろける はちみつペカンナッツショコラ」の生みの親、である。ぶんぶんファミリーは、彼のことをこう呼ぶ。「ペカン王子」と。専務には王冠とはちみつペカンナッツショコラがよく似合う。ペカン王子、、なんとも滑稽な響きではあるが、専務が王子になるまでのストーリーは涙なしでは語れない。


ペカン王子の想い.1

遡ること今から5年前。専務は当時から、大家族主義を謳う長坂養蜂場で、パートタイマー(長坂養蜂場ではパートナーさんと呼びます)のママさん達の、仕事と家庭の両立における大変さをいつも感じていました。ママさんの頭には常に子どものことが第一にあって、休む暇もなく子どもが優先で、たまに空いた時間や使えるお金もやっぱり子どものために。だからこそ、もっとママさん達に楽になってほしい、子どもと同じくらい自分自身も大切にしてほしいと常に考えていました。「何かできることはないだろうか…。」
あるとき、バレンタイン目前ということもあり、女性といえばスイーツ、スイーツといえばチョコレートという言葉が急に結びつきました。あまりにも単純な考えではありましたが、善は急げ。血液がはちみつで出来ている専務は、女性に喜ばれるはちみつと相性ぴったりのチョコレートをひたすら探し始めたのでした。


ペカン王子の想い.2

あらゆるチョコレートをお取り寄せし研究する日々。ある日、一つの物体に出会います。ペカンナッツ。なんだこれは、このフォルムなんなんだ…。そして、言葉に発した時の響きがなんとも心地良いネーミング。ペカン、ぺかん、Pecan…。しかし、調べれば調べるほど、可愛らしいフォルムやネーミングとは裏腹の、その骨太なポテンシャルをこれでもかと知ることになるのでした。
抗酸化作用のある成分など体に良い栄養素が豊富でアンチエイジングに良い食材として人気があり、美容・健康にはもってこいの食べ物でした。そして、お客様の美と健康づくりのお役立ちをするという長坂養蜂場の目指すミッションとも一致していました。


ペカン王子の想い.3

さっそく、ペカンナッツショコラに照準を合わせ、商品開発に取り掛かりました。ペカンナッツを包み込んだホワイトチョコレートに、はちみつを練り込んではみたものの、長坂養蜂場が誇る「二代目の蜂蜜」のクセのない自然な甘さが、ホワイトチョコレートのそれには勝てませんでした。二代目の蜂蜜が合わないのではないかと考え直し、個性の強いそば蜂蜜なども試します。それからというもの、ペカンナッツショコラとはちみつの掛け合わせを手探りする毎日。試行錯誤の日々。なかなか絶妙な相性が見つからず、もうダメかと諦めかけたその時、発想の転換が。なんと、“はちみつパウダー”と出会ったのです。練り込むのではなく、まぶす。これだ!探し求めていたものは!ペカンナッツショコラには、はちみつパウダーがぴったりでした。


ペカン王子の想い.4

口にするとすぐにはちみつの自然な風味がやってきます。次に、ホワイトチョコレートの濃厚な甘さ。そして、バターの木と呼ばれるペカンナッツのコクのある味わい。口にした瞬間から時間の経過とともに実に様々な味わいを楽しめます。味だけではありません。ペカンナッツの栄養素は、ビタミン、カロチン、鉄、不飽和脂肪酸…など女性に嬉しい成分がたっぷり。2〜3粒でその効果が得られるのだそう。
「ぜひ、ぶんぶんファミリーのママさんに食べてもらいたい!子育てや家事、仕事の合間に、一粒二粒!わずかな時間かも知れないけど、自分のためだけに贅沢な時間を過ごしてほしい!」これが専務の描くやさしさのカタチでした。はちみつペカンナッツショコラのキャッチコピーは、『女性のためのご褒美スイーツ』。そう、はちみつペカンナッツショコラは、ぶんぶんファミリーの女性スタッフへの愛情から作られたのです。
そして、世の中のすべての女性にも食べていただきたい!自分のためだけに大切な時間を過ごしていただきたい!この愛情たっぷりの、なんとも贅沢なマリアージュは涙なしでは食べられないのです。ぜひお試しあれ♪BEE HAPPY!


【profile】
ぬくもりWebディレクター
清 真一朗 Shinichiro Sei
静岡市から電車で片道2時間半かけて毎日三ヶ日に通う自称旅人。甘いものとお酒が大好きな二児の父。毎日の運動量を超えるアルコール摂取で、ぽっちゃり体型を隠し切れないのが唯一の悩み。