【profile】
フードコーディネーター
渡辺 ゆき Yuki Watanabe
料理はもちろん、スタイリングから執筆までこなす。現在カメラマンの夫小林キユウ氏と小学生の女の子の3人暮らし。
お料理のプロが暮らしの中で使うはちみつ活用術をご紹介します♪
一年の始まりを祝う食卓といえば、おせち料理。とはいえ、忙しい年末に面倒なことはしたくないものです。そんな人におすすめしたいのが、フライパンおせち。煮るのも、焼くのもフライパンだから、とにかく手軽! なのに、味と見た目は本格派です。どれも、「二代目の蜂蜜」を使用し、冷めてもしっとりした口あたりに仕上げるのがおいしさのコツですよ。
【お品書き】
・鶏ハム
・くるみ入り田作り
・えびのはちみつしょう油煮
・きんとん
・れんこんのはちみつ柚子マリネ
「鶏ハム」の鶏胸肉、「田作り」のごまめとくるみ、「えびの煮もの」のえび、「きんとん」のさつまいもと栗の甘露煮、「マリネ」のれんこんと柚子。5品作っても、材料はとってもシンプルですね。
1品目*鶏ハム
【材料】(作りやすい分量)
●鶏胸肉・・・2枚
●二代目の蜂蜜・・・小さじ2
●塩・・・小さじ2/3
●A(「二代目の蜂蜜」・豆板醤各小さじ2、ごま油大さじ2)
【では、鶏ハムからスタート】①鶏肉は厚い部分は包丁で切り開き、だいたい厚さを均等にしたら塩とはちみつを両面に塗りま~す。塗ったら冷蔵庫で3時間ほど置きます。はちみつを塗ることで、パサつきがちな鶏肉がしっとりした口あたりになるんですよ。
②端からくるくる巻き、ホイルで包みます。ホイルのかわりにタコ糸で巻いてもOK! 鶏肉を巻くとき、パプリカやアスパラガスを入れてもいいですね。
③フライパンに入れて、ごく弱火で15~20分ゆでてそのまま冷まします。
④冷めたら、食べやすくカットし、混ぜたAを添えます!
2品目*くるみ入り田づくり
【材料】(作りやすい分量)
●ごまめ・・・30g
●くるみ・・・50g
●A(「二代目の蜂蜜」・酒・しょうゆ各大さじ2、みりん大さじ1)
【お次は、田作り】これも、本当に簡単です。①フライパンにごまめとくるみを入れてごく弱火で3~4分乾煎りしたら、いったん取り出します。くるみが香ばしいですね~。
②フライパンをさっと拭き、Aを入れてとろみが出るまで弱火で煮詰めます。砂糖のかわりにはちみつを使うと、テリよく仕上がりますよ。
③①を入れてさっと煮からめ、オーブンシートにあけて広げそのまま冷ます。
砂糖のかわりにはちみつを使うと、テリよく仕上がりますよ。
3品目*えびのはちみつしょうゆ煮
【材料】(作りやすい分量)
●えび・・・8尾~12尾
●A(だし…2カップ・酢…1/2カップ・「二代目の蜂蜜」…大さじ2・しょうゆ…大さじ1・塩…小さじ1/2)
【3品目はえびのはちみつしょうゆ煮】は、①Aのはちみつ入りの煮汁を煮立て、そこへさっと洗ったえびを並べて煮るだけ。あらかた火が通るまで菜箸で軽くおさえ、「つ」の字に。弱火で5分ほど煮たらそのまま冷まします。
ポイントは、えびが「つ」の字になるように煮ること。「腰が曲がるまで、元気で長生きを…」といういわれがあるんだそうです。はちみつのしっとりした甘さで、冷めてもおいしいです!
4品目*きんとん
【材料】(作りやすい分量)
●さつまいも・・・300g
●栗の甘露煮(市販品)・・・150g
●A(「二代目の蜂蜜」…大さじ6・栗の甘露煮の汁・・・大さじ2~3
【4品目は、きんとん】①さつまいもは皮をむきゆでる。柔らかめにゆでたさつまいものお湯を切ってボウルに入れ、つぶすしAを加え混ぜます。裏ごしすると滑らかになりますが、年末は忙しいので私は省略しています(笑)
栗を加えてさっと混ぜたら、完成!
はちみつ入りで、こっくりと深みのある甘さのきんとんに。
5品目*れんこんのはちみつ柚子マリネ
【材料】(作りやすい分量)
●れんこん・・・150g
●柚子・・・1/2個
●A(「二代目の蜂蜜」・酢…各大さじ4・塩…小さじ1)
【最後は、旬の柚子&はちみつで作るマリネ】①れんこんは薄く切って30秒ほどゆでる。②柚子も薄切りにし、ゆでたれんこん、柚子とAをよく混ぜ一晩以上置くだけ!
はちみつの甘みと柚子の酸みで鉄板の組み合わせですね。こちらも箸休めにぜひ~!
慌ただしい時期ですが、ちょっと一息、私のこの時期のお楽しみといえば、柚子のはちみつ漬け! 薄切りの柚子を「二代目の蜂蜜」に漬けておき、お湯を注ぎ柚子茶に。祖母の古いミシンをテーブルがわりにほっと一息、甘酸っぱい柚子茶に癒されています。
今年も残すところあと僅か。皆さまどうぞよいお年をお迎えくださいませ。来年も「はちみつのある暮らし」レシピコラムをよろしくお願いいたします。